非正規雇用で働く組合員のみなさん
24国民春闘がはじまりました。
異常な物価高騰と実質賃金の低下が続き、私たちの生活はますます厳しくなっています。24春闘アンケートでも「食費を削って生活している」「なるべく冷暖房は使わず我慢している」「病気になっても病院に行けない」と答える非正規組合員の実態が浮かび上がっています。「健康で文化的な生活ができる賃金を」の思いはますます強くなっています。
全労連は非正規労働者・女性労働者の賃金・労働条件の底上げを図っていこうと「非正規春闘」を呼びかけています。「異常な物価高を超える大幅賃上げ」と「不合理な格差の是正」を実現するために、職場・地域から非正規雇用で働く労働者の声を集め、みんなで一つになって24春闘を大きくたたかっていくことが求められています。
非正規雇用で働く組合員のみなさん
「物価高を超える賃上げ」や「不合理な格差の是正」を実現していくためには、職場で働くすべての正規雇用労働者と非正規雇用労働者が力を合わせる必要があります。
23春闘や23秋闘では、非正規雇用労働者の課題に正規雇用労働者も一緒にストライキに立ち上がり、職場や地域からの労働組合への信頼が強まっています。自治体職場では、非正規公務員の安定雇用と待遇改善、格差是正を求め、非正規の仲間を増やして交渉を重ねた結果、3年雇止めの撤回や正規同等の賃金4月遡及改定、期末手当に加え勤勉手当の支給などを勝ち取っています。
有期雇用労働者や派遣労働者など不安定雇用で働く労働者、無権利で働くフリーランスや請負労働者、こんな働き方や低賃金はおかしいと矛盾を深めている非正規雇用労働者と対話し、怒りを掘り起こし労働組合の仲間に迎え入れましょう。
正規・非正規すべての組合員のみなさん
職場で困っている人の声を集め、要求にこだわり、交渉にこだわり、納得できる水準まで粘り強くたたかうことで労働組合の信頼は高まります。「誰かがやってくれる」ではなく「自分たちで解決する」運動をつくっていくことで組合活動は魅力的になり運動に確信を持つことができます。正規と非正規が一緒になった要求運動・職場闘争をつくることによって要求は前進します。正規の要求も非正規の要求もすべての組合員が一緒になって要求していきましょう。「非正規のなかまの賃上げなくして24春闘は終わらない」意思統一をして、要求実現まで粘り強くたたかいましょう。
2024春闘が非正規の格差是正・ジェンダー平等の大きな一歩になる。そんな歴史的な春闘を非正規雇用で働くみんなの力を結集して作り上げましょう!
2024年2月16日
非正規センター第4回幹事会
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